海外の映画を観る際に、字幕か吹き替えかを選ぶと思いますが、どちらも気にせずにそのまま理解できたらいいなと思ったことはないでしょうか。自分で英語を翻訳できる能力があれば、映画も小説も海外版で楽しむことが可能です。
翻訳という業種で考えるとハードルが上がってしまいますが、まずは自分の能力の幅を広げるつもりで、正しい翻訳をするにはどう学べばいいのかを確認していきましょう。
本格的に英語を学ぶには、現地に留学するのが一番手っ取り早いなどとよく言いますが、翻訳に関してはあまり意味がないようです。もちろん周りに日本語を話す人がいない状況なので、嫌でも英語は上達するでしょうが、日常会話と本格的な翻訳作業は根本が違います。
せっかく留学までしても翻訳への道は遠いとなると、独学で学びたい場合はどうすればいいのでしょうか?一番身近にあって便利なものから言うと、今は翻訳専用のツールがたくさんあります。インターネットが繋がっている状態であれば、パソコンでもスマホからでも利用することが可能です。資格なども持っていてかなり英語に長けている方であれば、やる気次第でいくらでも習得方法が見つかりそうですが、ほぼ初心者に近い方は、最初にツールに頼ることをおすすめします。
今は豊富な種類の翻訳ツールが出ています。何を選んでいいのか迷ってしまうくらいですが、まずは自分が何の目的で翻訳ツールを利用したいのかを明確にすることです。どういう場面で使いたいのか、主に使う言語は何か、など、今はどのツールも機能が向上してきていますが、正しい翻訳をしてくれないツールもあるようです。
利用者のレビューや評価なども参考にするといいでしょう。音声から訳してくれるもの、訳したい画面を写真に読み込んだり、コピー&ペーストで読み込んだものを訳してくれる機能など、様々な便利機能が付いています。自分の声で日本語を録音し、そのまま英語に訳した音声を流してくれる機能などもあるので、海外旅行などでは大いに役立ってくれそうです。
正しい翻訳をしてくれるツールが見つかったら、今度は練習あるのみです。常にツールだけに頼っていては、全く上達しません。ツールに慣れてきたら自分でも訳してみて練習を重ねましょう。まずは自分で訳してみる、合っているかどうかの答え合わせとしてツールを使う、というやり方に変えれば自然と知識が身についてきます。
翻訳は短時間でいかに多くの文章を訳せるかが勝負どころです。なるべく短時間に多くの英語に触れ、練習を重ねることが重要です。また、プロの翻訳家さん達がよく行う練習法で、長文をブロック単位で区切って訳すという方法があります。その区切るポイントを見極めるのも最初は難しそうですが、主語となる部分、説明、結論部分、というように区切りながら進めていくことで正しい翻訳へと近づけるでしょう。
何事も努力あるのみですが、翻訳には便利なツールがたくさんある分、とてもラッキーなことです。ひと昔前であれば辞書しか頼るものはなく、ひとつの単語を調べるのにも相当の時間と労力が掛かっていたはずです。ツールを使えば単語だけではなく文法や言い回しなども一緒に学ぶことができます。今は英語が身近にある時代です。恵まれた環境に感謝しながら、楽しく勉強を続けていきましょう。
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