インターネットの発達により様々なサービス等がデジタル化されています。従来検定試験といえばマークシート方式などのペーパー試験がほとんどでしたが、最近ではコンピュータを利用した試験の方式が広まっています。留学に必須のTOEFLもこの方式を採用していることで、今後その他の英語検定試験も変わっていく可能性があります。そんな中でiBTの受験者は進化していく試験方式にどのように対応すれば良いのでしょうか?
iBT(Internet_Based_Testing)はインターネットを通じて受ける試験の形式です。TOEFL_iBTではリーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4つのパートから総合的な英語力をはかります。試験の難易度はかなり高くネイティブでも満点を取るのは難しいと言われていますので、しっかりとした試験対策が必要になるでしょう。
団体受験用のTOEFL_ITP(Institutional_Testing_Program)というものもありますが、こちらは個人での受験が不可能なことと、スコアが公的なものではなくあくまで目安としてのスコアになります。海外留学を考えて受験される方は必ず留学先がITPのスコアで受け入れてくれるのかどうかを確認しましょう。しかし基本的には個人で受験するiBTを選択する方が安全と言えます。
TOEFL_iBTでは各4つのパートがそれぞれ30点満点、合計120点満点という点数形式ですので得意なパートだけではなく各パートでしっかりと得点を稼ぐことが必要となります。途中でメモを取ることは許可されていますが、すべてのパートはコンピュータでの受験になりますので、パソコン操作の苦手な方はあらかじめ練習しておく必要があるでしょう。
特にライティングではタイピング速度が鍵を握ります。文章を作るスピードがいかに早くてもそれを制限時間内にタイプすることができなければ点数にはなりませんので、ここで良い点を取るめにはタイピングスキルがかなり重要であると言えるでしょう。インターネット上で過去問を解くことができるサイトがありますので、受験前にはしっかりと練習をしてテストの感覚を掴んでおきましょう。
TOEFL以外でiBTの形式で試験を行っているものでケンブリッジ英語検定というものがあります。こちらもリーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4つのパートから総合的に英語力をはかるテストになります。ケンブリッジ英検はFCE、CAEなどという5つのレベルに分かれていて、受験者は自分の受けたいレベルを選択して受験しますので、学習する際にはそれぞれのレベルに合わせた試験勉強が必要となります。
パソコンでの受験と筆記での受験を選ぶことが可能ですが、スピーキングのパートでは試験官との面接形式で行われますので十分に練習を積んでおきましょう。ケンブリッジ英検は一度合格するとその資格に有効期限がないのが特徴です。ただしこれを語学力の証明として提出できない場合もありますので、よく確認し目的に合わせて受験することが大切です。
海外留学を検討中の方や就職でスコアが必要な方、実力だめしでの受験など理由はそれぞれではありますが、英語の検定試験の費用は2~3万円、遠方の方はさらに受験会場までの交通費や宿泊費などをプラスすると1回の受験でもかなりの金額が必要となります。また試験日も決まっていたり、留学等の申請までに間に合わせなければいけなかったりといったプレッシャーも多くなりますよね。
だからこそ参考書や過去問題、練習問題をこなして十分に準備することが大切です。特に初めて受験される方は戸惑っている間に終了時間になってしまったという話をよく聞きますので、事前に勉強法などの学習計画を立て、しっかりとテスト対策をしておきましょう。
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