あなたは大丈夫?意外と多い英文上達を妨げる勉強方法

なかなか自分が思うように英語力がアップしないと、不安に感じることもありますよね。
実は、英語のリスニングや英文の読み書きのレベルが上がっていかないのには、間違った勉強法や上達の妨げとなる悪い習慣などが関係していることもあります。

この記事では、英語のレベルアップを狙う勉強法についてくわしくご紹介。英語の学習がはじめての方も伸び悩んでいる方も、ぜひ参考にしてみてくださいね。

英語力アップや英文上達のための正しい勉強方法とは?

英語をはじめとした語学を習得するためには日々の努力が必要だとはわかっていても、なかなか自分に合った勉強の仕方を見つけて、こつこつと努力を続けるのはむずかしいもの。
まずは、英語力アップや英文の読み書きの上達に役立つおすすめの方法を知るために、英語上達の妨げとなってしまう勉強法やアプローチについて見ていきましょう。

意外な落とし穴?英語上達を妨げる勉強方法

日本における英語は、義務教育過程で誰もが触れることになる言語。2020年からは、第一外国語として英語の授業が小学3年生、4年生から必修課目となっていますよね。
日本語を母国語とする日本人にとって、言語体系が大きく異なる英語は、学ぶときのハードルが高い外国語のひとつ。
しかし、英語上達を妨げる勉強方法を避けて、実になる勉強方法を身につけるだけで、英語学習そのものへの考え方が変わり、英語上達への道が拓けることもあります。

例えば、日本の英語教育シーンを見てみると、和訳を前提として英語を勉強することが多く、文法や単語を暗記してそれをいかに応用できるかに重点が置かれることが多いです。
確かに、このような英語学習方法は、期末試験や受験対策としては有効かもしれませんが、実践的な英語コミュニケーション能力の構築といった意味合いではあまり有効とは言えません。

また、なんとなく英語に苦手意識を持ってしまっている方や英語学習における伸び悩びを感じている方の場合は、英会話や英文作成に欠かせない文法の基礎や英語らしい表現方法などの基本をおさえるステップがうまく踏めていないということもよくありますし、自分の英語力の読み違いや苦手箇所を克服する勉強方法の徹底などが原因となってしまっていることもあります。

英文上達にはバランスの取れた英語力が必要?

現在、世界で英語を母国語とする人口は約4億人。
そして、約11億以上の英語話者がいると言われています。
ますます加速が進む国際化社会や情報化社会においては、世界共通語としての英語の習得はもちろん、さまざまな情報や知識を得ることができる英語力はもはや必須となるもの。

英語の上達には、基本となる文法力や語彙力のほか、ひとつひとつの単語を聞き取る力、会話のニュアンスや文章を読み解く力、英文を書いて表現する力、英語をコミュニケーションツールとして操る力を組み合わせたバランスのよい総合的な英語力が必要になってきます。

しかし、日本人の場合は、自身の英語レベルに関係なく、よどみのないきれいな発音力、隙のないリスニング力、高い語彙力などを重視する傾向にあると言われています。

あくまでも、英語はコミュニケーションツールのひとつということを念頭に置き、それぞれの力がいかに完璧かという点ではなく、コミュニケーションのためのバランスが取れた英語力が身についているかどうかという点を意識して英語学習を進めていきましょう。

効率よく英文上達を目指す勉強方法とは?

実は、英語で正しい文章を書くのは、英語を母国語とするネイティブスピーカーや英語を流暢に話す人々にとってもむずかしいこと。
そして、これは、日本語を母国語とする日本人が、日本語で正しい文章を書こうとするときにも共通することですよね。
ここでは、効率よく英文上達を目指すために知っておきたい勉強方法について、くわしく見ていきます。

英文上達の勉強方法:文法の見直し

英会話には、話し手や聞き手の表情や体のジェスチャーによる言葉以外のサポートがあります。
しかし、文字による情報をすべてとする英文では、外部のサポートがないまっさらの状態でのコミュニケーションが必須。

つまり、いかに書き手が読み手に伝わる文章が書くことができるかに、すべてがかかってきます。
そのため、基本的な文法の知識の元に書かれた文章であることが、英文作成の大前提です。

英文作成力を培うためにまず最初にしたいのは、自分がどれだけ正しく英語の文法を理解できているかを知ること。
とくに、義務教育以外で本格的な英語の勉強をはじめたばかりの方や英語の上達に伸び悩んでいる方は、一度、徹底的に文法を見直してみましょう。

例えば、「S(主語)、O(目的語)、V(動詞)」の文型が基本となる日本語とは異なり、英語では、「S(主語)、V(動詞)、O(目的語)、C(補語)」が基本の文型。
英文作成でも、意外とこの基本を間違っている方が多くいます。
また、英文法における人称の違い、単数形と複数形の違い、自動詞と他動詞の違い、冠詞、時制の違いなども、初級レベルの段階でしっかりと確認しておきたい文法です。

そして、初級レベルから中級レベルへのレベルアップを図りたいときには、日本人が弱い定冠詞と不定冠詞、加算名詞と不加算名詞、前置詞、単数形と複数形の使い分け、動詞と形容詞の使い分け、不定詞や動名詞の使い分けに加え、日本人が間違えやすい時制の使い分け、助動詞の意味と使い分け、副詞と形容詞の使い分け、関係代名詞の使い分けを見直しましょう。

さらに上級レベルになると、文脈に合った英単語の使い分けや、より自然な英語表現能力などが求められるようになります。

英文上達の勉強方法:インプットとアウトプット

基本となる文法の見直しとともに確認したいのが、英語や英文上達の妨げになっている可能性があるインプットとアウトプットのバランスです。

どんなに時間をかけて文法や単語を勉強しても、きちんと覚えたことを使いこなす方法を感覚的に覚えなければ、言語は上達していきません。
とくに、英文作成では、書き手が自己完結するのではなく、読み手にしっかりと意味が伝わる論理的な文章の構築が求められます。

そのため、文法を勉強した後や新しい単語を覚えた後などは、頭にインプットした情報を自分の言葉を使ってアウトプットする英文作成と英文添削がおすすめ。
学んだことのひとつひとつを、知識としてだけではなく、感覚として覚えることができます。

超初級レベルの段階では、自分が思うようにアウトプットを試みるのは少しむずかしいかもしれませんが、できるだけシンプルな英文作成を心がけ、基本のSVOCの文型で文章が成り立っているか、単数形や複数形などのわかりやすい間違えはないか、動詞と形容詞を混同していないかなどを確認してみましょう。

また、英語できちんと意味がとおる文章になっているかどうかや正しい文法や表現になっているかという点については、書き手が自分では気がつけないことも多くあります。

英文添削サービスや英文校正アプリなどを活用すると、効率よく英文上達を目指していけるので、ぜひ取り入れていきましょう。

オススメの英文添削アプリや業者の紹介をした記事もありますので、こちらも参考にご覧ください。

英文添削サービスは利用するべき?おすすめサイト3選も紹介

英文添削のアプリをご紹介

ビジネスやプライベートのコミュニケーションツールとして英文を活用したい場合は、日本語と英語のコミュニケーションの違いを理解することも大切なこと。
日本語では誰もが知っているあたり前の表現や概念でも、英語ではその概念すらないということは、意外とよくあるものです。

こういった問題には、普段から英文に積極的に触れる機会をつくったり、英語でテレビ番組や映画などを視聴したりと、机に向かって脳から英語をインプットする時間のほかにも、目や耳から英語をインプットする時間を増やしていく勉強方法がおすすめ。

とくに、語彙力や表現力を高めたい中級レベル以上には高い効果が期待できます。
毎日、意識的なインプットを続けていくうちに、自然と、英語の単語やフレーズなどが自分のなかにインプットされ、アウトプットできる英単語や英語表現が増えていくはずです。

自分にぴったりの英文上達方法の見つけ方

わたしたちひとりひとりのライフスタイルが異なるのと同じく、英語の勉強方法も人それぞれで合う合わないがあります。
英語のレベルアップにおいては、そのときの自分の英語力に合った勉強方法、そのときの気分に合った勉強方法、そのときの目的に合った勉強方法を見極めて、勉強方法をフレキシブルに変えていくことが大切です。

直感的に見やすいと感じるテキストブックを参考にしたり、毎日続けやすい英語学習サイトやアプリを見つけたりといった勉強方法はもちろんのこと、毎日の情報源を英語媒体に変えるなど、英語に触れる機会を増やしていきましょう。

英語に触れることで、自分に必要な勉強方法や単語力強化などの勉強の目的が見えてくることもあります。

下記が英語媒体のおすすめのニュースサイトです。
ぜひ、参考にしてみてください。

【News in Levels】
https://www.newsinlevels.com/
【the japan times】
https://www.japantimes.co.jp/

まずは自分の英語力を知ってツールを活用しよう

自分の英語力を確認することで、自分の弱点や自分に適した勉強方法がわかることもあります。

しかし、独学での勉強ではどうしても自分の英語レベルを把握することがむずかしいので、英会話スクールの体験レッスンに参加してみたり、TOEICやTOEFLなどの世界基準の英語テストを受けてみたりという方法もおすすめ。

よく、日常英会話には、3000語程度の英単語で十分と言われますが、話す英語と書く英語では、コミュニケーションを取るために求められる要素や完成度が異なります。

今回ご紹介した英語文法の見直しや単語力や単語力や表現力のブラッシュアップへの鍵となるインプットとアウトプット、英語添削サイトや英会話スクールなどのツールの活用とともに、ぜひ自分に合った勉強方法で英文上達を目指していきましょう。

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