カバーレターの重要性!投稿論文を効果的に見せるためには?

どんなに完璧な論文を制作しても読んでもらえないことには意味がありません。
数多の論文が投稿されているジャーナルで自身の論文に目を惹いてもらうためには、カバーレター制作をしっかり行う必要があります。
しかし、完璧な論文と同じぐらい重要とされるカバーレターの影響力に気がついていない方も少ないのが現状です。
ジャーナルに論文を投稿する予定の方は、カバーレターの重要性と適切な制作方法を知っておきましょう。

カバーレターって何?

そもそもカバーレターとは何のためにあるのでしょうか?

ジャーナルの多くが投稿論文にカバーレターを必ず添えて提出するように求めていることから、重要な役割があることが伺えますが、その重要性について理解していない方も多く、論文評価の機会を逃していることも少なくありません。

適切な論文評価をえるためにも、カバーレターの重要性について理解していきましょう。

ジャーナル投稿に必要なカバーレター

ジャーナルでは何百という論文が投稿されており、論文を確認する編集者もすべての論文に目を通すことが難しくなっています。

多くのジャーナルがカバーレターを添えて投稿することを義務付けているのは、カバーレターが論文の要約的役割を担っており、投稿された数多の論文を効率良く確認するためでもあります。

そのため、カバーレターは最初に編集者が目にする部分となるので、論文の内容を簡潔にしっかり伝えることが必要となります。

それに加え、数多にある論文の中から自身の論文に関心を抱いてもらうためにはカバーレターを魅力的に制作することも重要です。

論文を読んでもらうために必要不可欠な存在

数多の論文が届くため、編集者は優先的に読む論文をカバーレターで判断しています。
どんなに完璧な論文を制作してもカバーレターでの印象が悪ければ論文を最後まで読んでもらうことは難しくなります。

カバーレターはジャーナル編集者とのコミュニケーションでもあり、対話のきっかけを作る重要な存在です。
論文の基本的な情報だけを書いた短いカバーレターでは、編集者とのコミュニケーションや対話を重要と考えていないと判断され、良い第一印象を与えることができません。

そのため、最後まで論文を読んでもらい、正しい評価を得るためには、カバーレターで投稿論文の価値を上げることが必要不可欠です。

カバーレターに必要な要素とは?

カバーレターには必ず必要となる情報があります。
要素を満たすことでカバーレターとして位置付けられ、論文の魅力を伝える役割を果たしてくれます。
では、理想的なカバーレターを構成する要素を見ていきましょう。

カバーレターに必要となる情報

カバーレターでは「誰がその論文で何について述べているのか」を提示する必要があります。
そのため、論文のタイトル、論文内容の要約、責任著者とその連絡先は基本情報として必要です。
編集者とのコミュニケーションとして挨拶を入れておくことも忘れないようにしましょう。

また、投稿先のジャーナルに何故投稿しようと思ったのかなど、動機も提示することが重要です。
ジャーナルの傾向と投稿論文の内容が適していることを示すことで編集者に興味を持ってもらえます。

他のジャーナルで発表しない、または発表済みではないこと、著者が書いたオリジナル原稿であることなどもしっかり明記しておきましょう。

カバーレターの構成例

カバーレターは行間を空けずに、1ページ程度に抑えることが望ましいとされています。
大まかな構成は以下の7つに分かれます。

  1. 論文タイトル
  2. ジャーナルの編集者の宛名と日付
  3. 敬辞
  4. 論文投稿の動機と論文の基本情報
  5. 論文内容の要約
  6. ジャーナルが指定する必須事項や情報
  7. 感謝の挨拶と責任著者の問い合わせ先

1ページに収める必要があるため、重要な部分である論文内容の要約も3~4文程度しか書けません。
そのために、詳細に記述はせずに、論文の目的と結果を簡潔に述べましょう。

カバーレターを成功させるためのポイント

カバーレターを制作する際、構成のテンプレートも入手できるため、それに沿って制作すれば問題ありません。

しかし、ジャーナルの編集者に自身の論文に興味を持ってもらうためには基本的な情報や構成だけでは物足りない可能性が高いです。
成功させるためのポイントを押えていきましょう。

カバーレターに明記しておくと良い情報

投稿先のジャーナルによっては基本的な情報以外に追加情報を求める場合があります。
その場合はジャーナルの投稿規定に書いているので、しっかり確認しましょう。
また、求められていなくても興味を持ってもらえる情報は明記しておくことがおすすめです。

査読してもらう人を指定しよう

ジャーナルには多くの論文が投稿されているため、効率化を狙って査読してもらう人を指定できる場合もあります。

査読してもらう人を著者側が選ぶことができ、論文のテーマと合っている編集者に論文を読んでもらうことができます。
査読者を賢く選ぶことで適切な評価を得やすくなるのが特徴です。

また、査読してもらいたくない人を挙げることもできます。
ジャーナルには思想が異なる査読者がいるケースもあり、論文評価を偏見なく適切に行ってもらうためにも査読者の選定はしっかり行いましょう。

編集者と面識があるか

ジャーナル内に面識のある編集者がいる場合や過去にジャーナルとコンタクトがあった場合も明記しておきましょう。

自身の論文に興味を示したことがあると伝えることで、その編集者宛てに直接論文が届く確率も上がります。

ただし、自身の提案が通るかどうかはジャーナルの判断に任せることになるため、カバーレターで提示しても必ず通るとは限らないことを覚えておきましょう。

カバーレター対応の英文添削サービスを利用しよう

制作したカバーレターが正しいのか不安になった場合は英文添削サービスを利用するのも1つの手段です。
カバーレター対応の英文添削サービスでは校正や添削を行って、より効果的なカバーレターに仕上げてくれます。

また、確認だけではなく代筆で制作してもらうことも可能です。英文添削サービスに依頼するメリットを見ていきましょう。

英文添削サービスでカバーレターを確認してもらうメリット

英文添削サービスでは自身の制作したカバーレターが適した形か、プロの校正者や添削者に確認してもらうことができます。

英文添削サービスによって異なりますが、2名体制で確認していることも多いので、客観的な視点から制作したカバーレターを確認してもらえるのがメリットとなります。
添削してもらうことで論文を魅力的に見せるためのカバーレター制作のコツも同時に学べるのも特徴です。

カバーレターを代筆制作してもらえることも

英文添削サービスではカバーレターの確認だけでなく、論文内容を理解したプロの校正者に代筆制作してもらうことも可能です。

プロの校正者がジャーナルの投稿規定を参照しながら、論文内容を簡潔かつ明確に要約して制作してくれますし、投稿規定がない場合や依頼者からの指定がない場合は一般的な構成で制作してもらえます。

一般的な構成でも斬新さや重要性をアピールできるカバーレターを制作してくれるので、論文を編集者の目に留まる可能性を高めることが可能です。

おすすめの英文添削サービス業者

カバーレターの確認、制作には英文添削サービス業者のEdanzがおすすめです。
高い実績を持ち、多くの日本人から選ばれるEdanzは、他の英語添削や校正サービスと何が異なるのでしょうか?
Edanzのオススメポイントを確認していきましょう。

EDANZのカバーレター制作おすすめポイント

Edanzのカバーレター制作の特徴とおすすめポイントを校正、添削の観点からも見ていきます。
より良い英文添削サービスに依頼して、完成度の高いカバーレターを実現しましょう。

ネイティブの研究論文の専門家たちが揃っている

Edanzの特徴は研究論文の専門家が校正を行ってくれる点です。
研究論文に特化しているため、専門的知識も豊富で様々なジャンルの校正、カバーレター制作にも対応しています。
ネイティブの専門家のみでチームが構成されているため、カバーレターもジャーナル編集者たちに伝わりやすく表現してもらえます。

ジャーナル編集者が興味を持つ印象的なカバーレター制作

Edanzでは一般的なカバーレターの構成ではなく、ジャーナル編集者が興味を持ち、論文を最後まで読みたくなるような印象的なカバーレターを制作してくれます。

ジャーナルの投稿規定に沿って制作することは勿論、依頼者の論文内容を把握し、謝辞や主張などの必要な情報をしっかり含めた上で研究の有効性を明確に伝えるように制作してくれるのがポイントです。

また、論文以外の必要な情報も踏まえてカバーレター制作を行ってくれるのも特徴です。
論文の投稿履歴やその際のジャーナル編集者や査読者のコメントなどがあれば、より効果的なカバーレター制作を行ってくれます。

校正とカバーレター作成の依頼も同時に可能

Edanzでは校正依頼と共にカバーレター制作依頼も可能となります。
カバーレターは論文内容を確認しながら制作するため、カバーレター制作を単体で依頼したとしても必ず論文を送る必要があります。

そのため、論文原稿の英語や表現に誤りがないか確認してもらいながら、同時にカバーレター制作を行ってもらうことはとても効率的と言えるでしょう。

校正依頼後でもカバーレター制作を依頼することも可能で、同じ論文の依頼として扱ってくれることもオススメポイントです。

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