自分でもできる?英文の添削方法

本格的なレッスンを受ける前の準備段階として、独学である程度英文法のエッセンスを身につけておくのはとても有効でかしこい学習法です。また、すでに上級者レベルに達している人の中にも独学での英文添削を実践している人は多く、レッスンをさらに定着させる意味合いで活用しているようです。

自力での英文添削はレッスンの補完的要素としても重要な意味をもちますが、効果的な方法を知ることでより効率よくライティングスキルを伸ばすことができます。

英文の添削は難しい?

英文添削は難しいと敬遠する人が少なくありません。しかしそれは大いなる誤解であり、自分に合った方法とちょっとしたコツさえ体得すればそれほど難しい作業ではなく、慣れればすらすらとこなせるようになります。

英文添削の第一歩は、まずプロセスを覚えることです。添削に不慣れな人は、しばしば目についた誤字脱字から手あたり次第に修正していくことが多いのです。それはかえって逆効果で、自分の書いた英文の弱点や改善点を見えにくくしてしまいます。添削を行う前に統一されたチェックリストをつくり、それに沿って問題点を修正していくと直すべき箇所がわかりやすくなります。各項目ごとに点数を割り振り、添削後に点数を集計するようにすれば、英文のポイントを通して現時点での上達度が手に取るように把握できます。

チェックリストに入れるべき項目には論理性、構文の正しさ、ボキャブラリーの豊富さなどです。このうち論理性と構文は英文法の根幹となる部分なので、より高い点数を配分しておくと良いでしょう。

英作文を添削するときのポイント

英作文は英語の中でもポピュラーなジャンルでありながら添削にあたっては高度なスキルが必要とされ、独学で行うにはいくつかの注意が必要です。

作文というと、日本語では実際に起こったことや筆者の感情などを主観的に事細かく記述するイメージがあります。英語圏で作文というと「結論が論理的に書かれた文章」であることが第一条件となり、文章の構成にも緻密さが求められます。英作文を添削する場合には、パラグラフごとの論理のつながりを頭に入れつつ、最終的にすべての要素がひとつのロジックによって貫かれているか、という点にポイントを置くと問題点がスムーズに見つかります。

書いている最中には気づきにくいかもしれませんが、いざ添削してみると論理的な矛盾が意外に多く見つかるものです。英作文を書きはじめる前に構成のアウトラインを作成しておき、それに沿ったかたちで添削を行うと目的を大きく見失うこともありませんし、ライティングスキルの向上にもつながります。

文法を添削するときのポイント

英作文を自分で添削するうえで誰もが引っかかるのは文法チェックと言われています。英文法の構文理論を正確に理解していなければ正しい修正は難しく、曖昧な知識のまま行うと思わぬ逆効果を招いてしまいます。

英文法で特に厳格に規定されているのが時制です。時制とは大まかに言うと、「その出来事がいつ起こったのか」を文法上処理するための規則であり、日本語にはなじまないルールであるためにライティング初心者はもちろん、熟練した上級者であってもミスを見落とすことがめずらしくないそうです。

時制に続いて日本人が理解しにくいのは、関係代名詞です。これも日本語ではほとんど意識されることのない概念であるだけにその本質を理解しにくく、実際の添削でもついついなおざりにされがちです。特にthatとwhatの使い分けは複雑で、どちらがよりふさわしいかはその時々の文脈に左右されるため、添削には豊富な経験と高度なスキルが必要です。

時制と関係代名詞は日本人にとって最難関とも言えますが、言い換えればこの2つを正しく理解すれば英文法の学習方法の大半を体得したと考えることができます。

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