卒論を英語で書くときに役立つこと

グローバル化する社会の中で社内公用語を英語とする企業も増えてきました。また授業を英語で行う大学や、小学校から英文法・英会話の授業が始まるということもあり、今日本でも英語を使うということがスタンダードになりつつあります。

大学の卒論も日本語と英語のどちらかで提出可能な大学もあり、挑戦してみたいという方も増えているのではないでしょうか。
外国語での論文の書き方にはいくつか注意点がありますので、しっかりと確認しておきましょう。

辞書は和英辞書を使う

英語が得意という方や勉強中という方の中には英英辞書を利用している方も多いと思います。もちろん一つの単語を調べるごとに他の単語まで覚えられるという英英辞書は語彙力アップに適した学習法と言えるでしょう。しかし、卒論を英語で書くというのは英語でダイレクトに思考可能であるという方以外には言いたいことの真意を伝えることが難しくなると思います。

そのため、まずは日本語で何を伝えたいのかということを明確にし、そこから翻訳していくことでよりあなたの本当の文章に寄せることができるのではないでしょうか。その際利用すべきなのはやはり和英辞書。一つの単語に多くの意味を持つ英単語から調べるよりも母国語である日本語から辞書を引くことで時間も短縮することが可能です。英文法が得意でない方でも和英辞書は使いやすく、効率的に卒論を書くことが可能です。

英語論文ではWeも使うこともある

英語論文でWeを使ってはならないというのは、このWeが誰を示しているのかが曖昧になるのを避けるためでもあります。著者たちであることを示すためにはthe authorsを使用します。しかし本文の中で著者以外の不特定多数を表す時にはWeを使用しても問題ありません。

また一昔前にはIやWeといった主語は使用しないという定説がありましたが、最近ではあまりシビアに考える必要はないようです。というのも、IやWeを用いてでも内容の詰まった魅力的な文章に書き上げるということにウェイトが置かれるようになったこともあります。

ただし、研究の方法や結果を述べる際には客観性が必要とされるため、これらは使用しないのが一般的です。いずれにせよ、過去に発表された論文や規定がある場合はそちらも参考にして使うべきか否かを判断しましょう。

添削はスペルチェッカーだけでは不十分

添削に便利とされるスペルチェッカーですが、これは単語のスペルを確認するためのものであって、文法や表現方法の正誤をチェックするものではありません。日本語では一般的な言い回しであっても、それをそのまま直訳したのでは英語として意味不明な文章となってしまうからです。また和英辞書から日本語の単語を引くと、複数の英単語が表示されることが多いと思います。

これらにはそれぞれ明確な違いがあり、間違って使用すると全く理解されない文章になってしまうのです。そのため、書き上げた論文は一度、英語論文の校閲、校正を行っている翻訳会社等へ添削を依頼するのがベターといえるでしょう。校閲、校正を行うのがあなたの分野での知識を持つスタッフやネイティブスピーカーの在籍する会社を選ぶことにより、そのクオリティがより良いものへと変わります。大切な卒論だからこそ、しっかりとしたものを提出したいですよね。

まとめ

母国語以外で卒論を書き上げるというのはやはりとても労力のいるものです。何時間もかけて数行しか書けなかったという日もあると思います。しかし、学びの総まとめとなるものですから、きちんとしたものを提出したいという気持ちも当然でしょう。また英語で書くことにより評価が上がったり、海外から読まれることもある可能性を考えれば、文法のミスやおかしな表現を放置しておくことは勿体無いです。添削サービスを利用して死角のない卒業論文に仕上げましょう。

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