英文添削会社とは何? どんなサービスをしてくれるのか?

「英文添削会社」とは、どのような会社なのでしょうか?

英語論文の誤字や文法チェック・内容の整合性確認など、多岐にわたる校正を行ってくれる英文添削会社は、研究者の右腕的存在として注目を集めています。

この記事では、そんな英文添削会社に校正を依頼してみようと考えている方に向けて実際に依頼する際の注意点や依頼するメリットを紹介していきますので、英語論文執筆のご予定がある方は、ぜひともご覧ください。

ただ添削するだけじゃない! 英文添削会社のサービス内容

英文添削と一口に行っても、その中身は誤字脱字のチェックから内容の整合性確認まで多岐にわたります。

ここでは、英文添削会社のサービスを、一つずつ見ていきましょう。

英文の誤字脱字を発見してもらえる

これは英文添削会社の基本的なサービスであり、ほとんどのプランに付属しています。

自分で見直したつもりでも、誤字脱字は意外と見落としてしまうものです。

英文添削会社では、単純なスペルのミスはもちろん、冠詞や前置詞の抜けや誤り、3単現や過去分詞など動詞の時制の誤り、さらにはピリオドやダッシュやカンマなど記号の使い方まで細かくチェックし、最も適切な形に修正してくれます。

適切ではない表現や言い回しを修正してもらえる

英語に詳しくない方が翻訳ソフトなどを使用して英語論文を執筆すると、今ではほとんど見られない「一般的ではない表現」が使われてしまうことがあります。

そうした表現で構成された英文は、ネイティブの目からすると非常に読みにくいものとなり、提出先などによっては減点の対象にもなってしまいかねません。

英文添削会社では、こうした不適切な表現が文中に無いか確認し、より実践的で正しい英文に置き換えてくれるのです。

ジャーナルの投稿規定に合っているかどうか確認してくれる

英文添削会社では、投稿する予定のジャーナルに則したフォーマットになっているかを確認してくれるうえ、必要であれば適切な修正も施してくれます。

各種のジャーナルで定められた投稿フォーマットは非常に厳密なものです。

そのため。細部でミスが発生してしまうことがあり、それが大きな減点対象となってしまうことも少なくありません。

英文添削会社によるフォーマット確認は、そうしたリスクを抑えてくれる画期的なサービスなのです。

論文内容に誤りがないか確認してくれる

理論の組み立てに誤りや矛盾がないか、データとの整合性は取れているか、全体の構成は論文として説得力のあるものになっているか、など論文の記述内容にまで踏み込んだチェックを行ってくれる点も、英文添削会社の特徴です。

書き上げた論文を第三者の目でフラットに評価してもらえるため、改めて論文の内容を精査し、クオリティを高めることができます。

ワード数を削減してくれる

ジャーナルの文字数制限に適した形になるよう、論文の要旨を崩さない範囲で原稿のワード数を削減してくれるサービスを行っている英文添削会社もあります。

英文添削会社に依頼するメリットはこんなに!

英文添削会社を利用することで、様々なメリットが生まれます。

英文がプロレベルのクオリティになる

ハイレベルな校正者によって英文を見直してもらえるため、論文のわかりやすさを大幅に上げることができます。

ジャーナルで高評価を得るためには研究結果を明確に伝えられなくてはならないため、英語が苦手という方は英文添削会社を頼ると良いでしょう。

時間の削減になる

英文添削会社に在籍しているスタッフは、いずれも推敲のプロです。

手間のかかる見直し作業を英文添削会社に任せることによって時間を削減でき、自身の研究に没頭する時間を大幅に増やすことができます。

第三者の視点が入る

先入観を排除することが可能となるため、論文に第三者の目を入れることはとても重要です。

英文添削会社にはあらゆる分野の専門家が在籍しているため、フラットな視点から論文の整合性を確認してもらえます。

詳しくは以下のページもご参照下さい。

おすすめの英文添削会社その1…Edanz(エダンズ)

業界トップクラスの実績を誇る優秀な会社として、Edanzが挙げられます。

論文添削21年の実績でリピーター率85%以上

Edanzは英文添削で21年の実績を誇る英文添削会社です。

担当するエディターは全員がネイティブで、しかも専門分野の研究経験や出版経験を有しています。

分野ごとに博士号保持者が在籍しているため、論文の理解度も非常に高く、学会発表や国際ジャーナルといったより専門的な論文の場合でも安心して依頼することができます。

専門分野のPhD取得者が担当する「エキスパート英文校正」

Edanzには「スタンダード英文校正」と「エキスパート英文校正」の2つのメニューがあります。

このうち、論文をより深く校正・推敲するサービスが「エキスパート英文校正」です。

「スタンダード英文校正」は論理の流れや全体の構成など、原稿内容にまで踏み込んだ校正を行わない一方で、料金は低く抑えられています。

対する「エキスパート英文校正」は、料金こそ高くなるものの、専門分野のPhDを取得しているなど原稿分野に特化した校正者が内容に踏み込んだ添削を行ってくれるため、論文のクオリティの底上げにつながるのです。

●料金表

サービス スタンダード
英文校正
エキスパート
英文校正
再投稿サポート
再校正 回答レター内容チェック
価格 6円/語 11.5円/語 5円※1 2.5円※2
最低価格 3,000円※3 5,750円※3
納期 3営業日※4
取り扱い分野 全分野
原稿形式 ワード、エクセル、パワーポイント、TeX/LaTeX
支払い クレジット払い/PayPal クレジットカード/PayPal/銀行振込/公費

※1査読後に修正した原稿かつ、投稿前にEdanzで校正している場合に適用されます。
※2回答レターの適切性チェックの価格です。合計金額は、論文本文および回答レターの英文校正価格を合算して算出されます。
※3依頼した合計金額が表示金額以下の場合に適用される価格です。
※47,500語まで。以降、7,500語毎に1営業日加算。17時以降のご依頼は翌営業日扱いになります。
※急ぎの場合、2営業日は28%増、1営業日は50%増の価格になります。

詳しくは以下のページもご参照下さい。

おすすめの英文添削会社その2…IDIY(英文添削のアイディー)

添削した英文に対するフィードバックを英語学習に役立てたいと考えている方には、英文で日記を書くサービスを展開しているIDIYがおすすめです。

英文添削者を選べる

IDIYでは、添削者を自由に選ぶことができます。

自然な表現や言い回しでは、やはりネイティブによる添削のほうが優れていますが、正確に英文を翻訳してもらうには、日本語のニュアンスや日本人の心情などを理解しているバイリンガルのほうが向いていることが多くあります。

取引文書などビジネス用の英文ならネイティブ、旅行記やエッセイなど個人的な内容ならバイリンガルと、適したスタッフを選ぶことができるため、文章の意味や意図を損なうことのない添削をしてもらえるのです。

英文で日記を書くサービスで英語力が上達

語学は一般に、毎日使わなければ上達しないものです。

そうは言っても、毎日続けたいけれど何を書けばよいのかわからないといった方は多いのではないでしょうか。

IDIYでは、日常生活の中で英語能力を磨きたいという方向けに、英語で書いた日記を添削するサービスを展開しています。

細やかな添削を日常的に受けることができるため、英文作成力の大きな向上が期待できるのです。

専門性の高い英文添削には不向き

IDIYの英文添削は、間違った箇所には細かな訂正や説明を付記してくれるなど、英文初心者のニーズにあった様々なサービスに対応しています。

しかし、専門分野に強いスタッフの在籍数が少ないため、論文や専門書など専門性の高い英文の添削には不向きと言えるでしょう。

エッセイや一般的なビジネス文書であれば対応は可能ですが、医学や法学といった専門的な内容の添削は他の会社を利用したほうが良いといえます。

また、1回の入稿が300単語までと定められているので、それ以上の長文の場合は複数回に分けて入稿する必要があります。

1回ずつの英文量が多い方には少し手間がかかってしまうかもしれません。

●料金表

サービス お手軽添削(解説なし) 学べる添削(解説あり)
価格 0.8pt(約7.12円)/語※1 1.2pt(約10.68円)/語※1 1pt(約8.9円)/語※1 1.5pt(約13.35円)/語※1
納期 72時間(目安)※2
取り扱い分野 下記のような内容は取り扱っておりません。
・極端に高いレベルの専門性が問われる文書や高い正確性が必要となる文章
・原稿の一部に犯罪・詐欺・暴力・反社会的勢力・不正取引・麻薬・虐待・性的表現・人種差別・誹謗中傷などが含まれる場合
原稿形式 マイページよりフォーム入力
支払い クレジットカード/コンビニエンスストア/ペイジー/銀行振込

※11ptあたり「8.90円(税別)」換算の目安価格となります。
※50語未満の入稿ポイントは50語分と同じとなります。
※2目安時間に加え24時間を加算した時間が納期となります。

詳しくは以下のページもご参照下さい。

おすすめの英文添削会社その3…editage(エディテージ)

納期早めで添削してほしいときにはeditageの「スタンダード英文校正」が適しています。

自分の英文レベルや単語数に合わせて選べる3つのコース

editageでは、自分の英文レベルに合わせて自由に選べる3つのコースが用意されています。

「スタンダード英文校正」は納期の早さが売りで、単語数によっては当日納品も可能、最短では8.5時間で納品してくれます。

一方、より高度な内容に踏み込んだ英文の場合には「プレミアム英文校正」や「トップジャーナル英文校正」がおすすめです。

査読者への返信用英文についても添削してもらえるサービスもあり、学術論文を起こすに当たってすべて任せられるほどの充実した内容になっています。

納期の早さや品質の高さは随一

「スタンダード英文校正」と「プレミアム英文校正」では最短で当日納品もOK。

「トップジャーナル英文校正」でも6営業日での納品が基準となっており、editageの納期の早さは英文添削会社の中でも随一です。

さらに、品質においても劣るということはありません。

editageでは校正者が1人で英文を添削するのではなく、翻訳者が訳した英文を専門分野に特化したバイリンガルのレヴュアがチェックし、さらに校正マネージャーが最終確認する流れを組んでいます。

複数の校正者の目で英文をチェックすることで確かな品質が保たれているのです。

一から学びたい人より英語上級者向け

editageは医学や物理、工学や人文社会分野に至るまで幅広い学術論文に対応しています。

しかしeditageの英文添削は、単語添削や文法構成はしてくれますが、英文法の基礎的な解説はほとんどしてくれません。

添削された文が赤文字で添えられているだけで、文法上のルールや単語の選び方についての説明はほとんど記載がないのです。

他の会社では用意されている教材も取り扱いがないため、一から英語を学びたい方には不向きといえるでしょう。

●料金表

サービス スタンダード英文校正 プレミアム英文校正 トップジャーナル英文校正
価格 最低5円/語~※1 最低11円/語~※1 固定25円/語※1
納期 当日~※2 当日~※2 6営業日※2
取り扱い分野 医学・医療学、物理化学・工学、生命科学、人文社会学、ビジネス・経済学の1200分野以上
原稿形式 ワード、パワーポイント、テキストファイル、HTML、Frame Maker、PDF、LaTeXまたはTeX、イメージファイル※3
支払い クレジットカード/銀行振込/公費

※1原稿サイズと納期によります。
※2原稿サイズによります。
※3PDF、イメージファイルは+15%の価格になります。

詳しくは以下のページもご参照下さい。

まとめ

英文添削会社に依頼すれば、正確で内容が伝わりやすい英語論文が手に入るだけでなく、自身の時間の節約や英語力アップにもつながります。

英文添削会社には、会社それぞれに得意とする論文の分野や、納期や品質に関する強みがあるため、時間や料金、英文のクオリティなど自分の要望に合わせて、英文添削会社を選びましょう。

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