Cover Letter(カバーレター)は論文ではとても重要

本来カバーレターとは、論文提出時には重要な要素のひとつなので、十分時間をかけて丁寧に作成したいところです。しかし実際のところは、論文提出直前に作成していることも多いようです。そしていざ書こうと机に向かうと、思ったようにスラスラ書けずに焦ってしまうなんて経験はないでしょうか?この記事を参考に、カバーレターの重要性を再確認するとともに、作成時のポイントを押さえて効率よく書けるようになれば幸いです。

Cover Letter(カバーレター)とは?

では改めて、Cover Letter(カバーレター)とは何なのでしょうか。端的に言うならば、あなたの論文を編集者にアピールするものです。カバーレターであなたの論文のテーマや内容を示しておくことで、まず簡潔にそれをジャーナルの編集者に伝えるということが目的です。そして、その論文がいかにその雑誌に載せるにふさわしいか、最初の判断をしてもらうことにつながります。

編集長の立場で言うと、論文の査読に回す際に、論文のテーマや内容が分かっていると、適切な部署に振り分けやすいというメリットもあります。さらにもう一つ、重要な点があります。それは、論文発表という決定に影響を及ぼすような利益相反(COI)が存在していないことを編集者に開示しておくという目的です。

Cover Letter(カバーレター)の構成

カバーレターの基本的な構成は以下の通りです。まずは、宛名と日付、そして敬辞を書きます。次に「論文を投稿します」といったことを明示することで送付物の目的を伝え、その他の論文の情報も記載します。情報とは、タイトル、著者名、論文の種類などです。

そして重要なのが、カバーレターのメインとも言える論文の研究テーマと結果、研究の意義等を簡潔にまとめて示すことです。もう一つ重要なのは、投稿先が求めるステートメントまたは情報を開示することです。テンプレートを指定しているジャーナルもありますので、その規定に従いましょう。

最後に結びの挨拶と、自身の、もしくは責任著者の問い合わせ先を記載しておくことです。あくまでも論文がメインですが、このようにジャーナルに合わせたものを丁寧に作成することで、編集者に熱意を伝えることができます。

より良いCover Letter(カバーレター)を書くためのポイント

より良いものにするために意識したいことは、何と言っても編集者に注目させるということです。多少おおげさな表現を用いても構わないので、あなたの論文をしっかりとアピールしましょう。簡潔にまとめながらも論文の主旨を十分に明らかにして、投稿先のジャーナルにとってその論文がいかに有益かということを示しましょう。ジャーナルの読者にとって興味深いものであるという視点から主張することが大切です。

逆に注意したいこともいくつかあります。まず、むやみに他の研究者の研究を批判したり、引き合いに出して評価を下げたりするようなことを書かないことです。そして当たり前のようですが、投稿する論文の主旨を明確に示すということです。意外と多く見受けられるミスなのですが、今回の論文とは関係のない過去の研究結果を引用しているといったこともあるので注意が必要です。

まとめ

面倒なことだと考えるのではなく、できれば論文作成時の熱意を持ったまま、しっかりとカバーレターを作成していただければと思います。提出が必須ではないジャーナルもありますが、それがあることで編集者の目に留まりやすくなるということも十分に考えられます。何事も第一印象が大切です。誤字脱字なく、ジャーナルに沿ったものを丁寧に作成していることが伝われば、あなた自身の信頼度と論文の説得力を高めることにもつながるのです。

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